日本刀鑑賞のポイント

実際に日本刀を鑑賞する機会が与えられたときのために、その作法を知っておい たほうがいいだろう。作法といっても、茶道や華道のような形式ばったものではな いが、日本刀はたいへん繊細なものであり、取り扱いを一つ間違えれば大事故にもつながる危険性をはらんでいるだけに、心得ておかなければいけないことも ある。
刀身に直接触れてはいけない・・・人間の脂というのはけっこう取れにくく、刀身に錆を作る原因にもなるため、素手で触れるのは厳禁です。刀身の厚みなどを観察したい場合は、かならず当て布を当て るようにしましょう。
日本刀を持ったまま、おしゃべりをしてはいいけない ・・・時代劇などで、武士が日本刀を手入れしているとき、懐紙を口にくわえている場面があるが、これは、刀身を前にしてしゃべらないための戒めであり、湿った息を 吹きかけないためでもある。唾液や湿った息が刀身につくと錆の原因となる。現代 においては、懐紙を口にくわえることまではしなくても、ペラペラおしゃべりする のはタブーである。
刃を人に向けてはいけない・・・これは、冗談でもやってはいけない。人に渡すときはもちろんだが、鑑賞中は特に気をつけたい。つい夢中になって自分の世界に入り込み、周りが見えなくなると いうことのないよう、平常心での鑑賞を心がけよう。また、鑑賞を目的にしたとき には、絶対に振ったりしてはいけない。

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