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百足丸

土佐国安芸郡(高知県室戸市吉良川町)の御田八幡宮に古くから伝わる名刀があった。「百足丸」と呼ばれる。あるとき化け物が人に化けて正宗のところに現れ、「明日の朝、一番鶏が鳴くまでに1000振りの刀を打つことができたら、命をもらう」と勝負を挑んだ。「一晩に1000振りとは。やれるものならやってみるが良い」正宗は化け物の申し出を軽くのんでしまった。鍛冶場を覗いた正宗は化け物がまさに一番鶏が鳴くまでに1000振りの刀を作り上げてしまうであろう、光景を見る。正宗は大急ぎで鶏小屋に行くと、眠っている止まり木に静かに湯をかけた。すると暖かさを夜明けと勘違いした鶏は、声高らかに時の声を挙げた。これを聞いた化け物は、作った刀を抱え、空高く飛び去った。鍛冶場には残した三振りの刀が残されていた。

これらを正宗が綺麗に仕上げ、鶏の金象がんを施し「魔性の摘み打ち」と呼ばれる三振りの刀が完成した。その中の一つが、御田八幡宮に伝わる「百足丸」であったと言われている。

残念ながら、現在百足丸の所在は分からない。

たくさんの日本刀の種類をみていきます。色々な日本刀があります。